導入事例
iMESHで情報集約を効率化
音声と位置情報を組み合わせて山林火災対応にも活用
香春町役場
業種
自治体
エリア
福岡県
香春町は福岡県北東部に位置する人口約1万1千人の町。香春岳をはじめとする山々に囲まれた自然豊かな町。
INTERVIEW
導入インタビュー
紙や電話でのやり取りをIP無線に置きかえることで
情報集約のタイムロスを削減することができました
総務課 北嶋夏也様
紙媒体での情報集約に時間を
要していた
「以前は災害が発生すると紙と電話で被害状況を連絡していました。紙での情報共有は庁舎内を行き来しなければいけなかったり、電話は関係各所に何度も電話をかける必要があり、被災の状況を把握するのにタイムロスがありました」と総務課の北嶋夏也氏は当時の課題を教えてくれました。
iMESHは一斉通話やグループ通話を活用することで情報集約のタイムロスを削減できることが導入の決め手でした。またワンプッシュで必要な場所に情報を発信でき、受け取る側も受信時の手数が少ないため、災害時の現場では大きなメリットになります。
香春町ではiMESHを消防団と役場の連絡手段として運用しており、各分団に11台、本部に1台という機器構成になっています。また、隣接する町とも通話が行える仕様になっているため、お互いの被害状況を把握したり、応援に駆け付けたりすることができます。
IP無線機は操作がとても簡単で、導入時に一度操作説明会を行っただけですが団員の皆さんが正確な操作で活用できています。
線状降水帯対策にも有効
山林火災での活用も
近年線状降水帯による被害が急増しています。ゲリラ豪雨はに関する天気予報はまだまだ精度が低く、どんな状況になっても対応ができるよう準備を進めており、iMESHが活躍する場も増えそうです。
豪雨だけでなく、山林火災の現場では動態管理システム「モバロケ」が大活躍しました。水利から火元までの距離が長く、なかなか団員が現場に到着できませんでした。音声だけで道案内をすることはとても難儀ですが、位置情報がリアルタイムで見えることで素早く現地へ誘導することができました。
現在は消防団での運用のみとなっていますが、災害時の初動班に持たせることで初動対応を効率化できるのではないかと思っています。
また、現在使っている機能の他にもモバロケの地図上に写真を張り付けることができる画像プロット機能や、強制的に無線機の周りの音声を収音できるモニター機能など便利な機能があります。このような機能もどんどん活用していきたいと思います。
REASON and RESULTS
導入の理由と効果
1
紙と電話による情報集約に時間がかかっていた▼
解決
IP無線機の一斉通話やグループ通話を活用することでタイムロスを削減
2
災害現場では電話の受話操作が煩わしい場面がある▼
解決
IP無線機の場合は受信側の操作が不要
3
現場への口頭での道案内が難しい▼
解決
モバロケを活用し災害現場へ素早く誘導
RECOMMEND
オススメ機能
一斉通話・グループ通話
防災用IP無線システムiMESHでは災害時に役立つ様々な通話機能をご利用いただけます。 一度の会話でたくさんの人に情報を届けることで、災害時の情報集約を効率化します。
動態管理システム「モバロケ」
IP無線での通話に加えて、無線機の位置情報をリアルタイムで把握できる動態管理システムを標準機能でご利用いただけます。 音声と位置を組み合わせることでコミュニケーションをさらに円滑にします。
DEPLOYMENT
導入システム