2020.10.22 コラム

自動車学校の送迎バスの位置情報を管理!動態管理システムの説明とおすすめのシステム

自動車学校での円滑な送迎バス運行は、顧客満足度の向上に直結します。

しかし円滑に送迎バスを運行するためには、問い合わせの対応など手間のかかる業務が増えてしまうのも事実です。

 

そこで動態管理システムでバスの位置情報をリアルタイムで把握できれば、手間のかかる送迎バス運行がより手軽に、効率よく行えるかもしれません。

そこで今回は送迎バスにおすすめの動態管理システムをご紹介します。

 

1.動態管理システムとは

動態管理システムとは、送迎バスの位置情報を把握できるシステムです。

運送、介護、タクシー、バス、教育など様々な業種で車両を活用した業務が行われています。

こうした業界では限られた人材で効率よく事業を維持したいという企業がとても増えてきています。

 

教育の分野では、保育園や幼稚園の送迎バスはもちろん、自動車学校などの送迎バスでも活用され始めています。

送迎バスの位置情報がリアルタイムで把握できるようになることで、送迎バスの利用者からの問い合わせ対応にも迅速に対応できますね。

また、位置情報を利用者へ公開できれば問い合わせ数の減少が期待できます。

 

業務で使う車両の台数に関わらず、車両を使う業種であれば動態管理システムを導入することで得られるメリットはとても大きいです。

 

2.動態管理システムの種類

動態管理システムを送迎バスに導入する際は、車両から位置情報を取得するための機器を取り付けなければなりません。

位置情報を取得するための機器をどのように接続するかは利用するシステムによって変わってきます。主な接続方法としては下記のようなものがあります。

 

シガーソケット型

シガーソケットへ位置情報を取得するための機器を接続して動態管理を行うシステムがあります。普段から使い慣れたシガーソケットに接続するだけで簡単にサービスを利用することができます。

 

ドライブレコーダー型

近年車両へ取り付ける人が多くなっているドライブレコーダーから位置情報を取得します。

位置情報を取得するだけでなく、動画で走行状況を保存できるため交通事故など不測の事態が起こった場合にとても役に立ちます。

 

デジタコ型

運送業などではデジタコを利用して、義務付けられた運行管理を行っている場合が多いです。運行管理に必要な車両情報を取得するために取り付けたデジタコにGPS機能がついており、そこから位置情報を取得し動態管理を行います。デジタコの取り付けが義務化されている業種の場合はこのパターンを検討するのもよいでしょう。

 

IP無線機型

GPS搭載のIP無線機を車両に取り付けて位置情報を取得し、動態管理を行います。

最近は運転中の携帯電話、スマホの利用に対する厳罰化が進んでおりドライバーと運行管理者の連絡をIP無線機でおこなう企業も増えてきています。

とくに送迎バスなど運行管理者との通話が頻繁に発生するシーンではおすすめです。

送迎バスの運行を円滑に行うためには利用者からの問い合わせに対して迅速に対応しなければなりません。

IP無線機を利用すればPCの画面上で送迎バスの位置情報を確認することに加えて、直接ドライバーと通話をして状況を確認することができます。

 

上記のように、動態管理システムを利用するためには利用シーンにとって最適な機器選びが必要になります。

今回は送迎バスの動態管理に最適なIP無線機について詳しくご紹介します。

 

3.IP無線機とは

IP無線機とはパケット通信網を利用して音声通話を行う無線機です。

従来の無線機と違い、携帯電話が利用できる場所であればどこでも通話を行うことができます。このIP無線機を利用した動態管理システムが送迎バス運行にとっておすすめだと言える2つの理由をご紹介します。

 

車内でも安全に通話を受けることができる

運転中のスマホ・携帯電話の使用に関する厳罰化が進んでいます。これは送迎バスのドライバーにも同じことが言えます。

しかし、送迎バスのドライバーには緊急性の高い連絡が来る可能性があります。

スマホや携帯電話の場合は直接操作しないと音声を聞くことができませんが、IP無線機であれば機器を触らずに音声を聞くことができます。

運転に集中できる環境を整えることは、利用者の安心にもつながります。

 

動態管理システムが利用できる

IP無線機を送迎バスに取り付ければ、動態管理システムを利用することができます。

メーカーによっては標準機能として動態管理システムがついているものもあります。

IP無線機から取得した位置情報をPCで確認できるようになるため、ドライバーに電話をしてバスの位置を確認するという作業が軽減されます。

 

IP無線機を利用した送迎バスの動態管理システムには上記のようなメリットがあります。

これらの理由を踏まえて、自動車学校の送迎バス運行におすすめの動態管理システムをご紹介します。

 

4.おすすめの動態管理システム

ここからは自動車学校の送迎バス運行におすすめの動態管理システムをご紹介します。

 

動態管理システム「モバロケ」

 

動態管理システム「モバロケ」はIP無線機を利用した動態管理システムで、12万台以上の豊富な導入実績があります。

自動車学校向けのサービスとして「iMESH for LINE」というサービスを展開しています。こちらはLINEと連携することで利用者へバスの位置を開示することができるようになるサービスです。うまく活用することで送迎バスに関する問い合わせ対応業務軽減が期待できます。

 

また製造から保守までメーカーが一貫して行っている点も大きな特徴です。

送迎バスに取り付けるIP無線機は車載型やハンディ型など様々な種類のデバイスをラインナップしており、利用するシーンにとって最適なデバイスを選ぶことができます。

IP無線機を利用した動態管理システムなので、送迎バスの位置情報を確認するだけでなく業務連絡を行うツールとしても利用できます。

また、緊急時の情報共有ツールとして活用することもできます。

 

 

5.まとめ

本記事では様々な動態管理システムについてご紹介しました。

動態管理システムを活用することで、より便利に送迎バスを運行することができます。

運行管理者と利用者、両方にとって使いやすい送迎バス運行を実現することで業務効率の向上と利用者満足度の向上が期待できます。