導入事例

防災無線の課題を解決!
IP無線で消防、医療、ボランティアすべてがつながる

大村市役所

業種

自治体

エリア

長崎県

長崎県のほぼ中央に位置する大村市は、東は多良岳県立公園、西は世界初の本格海上空港である長崎空港が浮かぶ大村湾を望む空の玄関口。人口は約9万8,000人。

INTERVIEW

導入インタビュー

音声と位置情報で現場の状況がリアルタイムで把握できるようになり、初動対応が改善しました。

安全対策課防災グループ
岩切和久 氏

長年抱えていた無線の課題を解決

大村市役所が長年利用している防災無線は、無線免許の5年ごとの再申請に手間がかかること、端末の老朽化やバッテリー交換などの費用負担が大きいこと、さらに組織をまたいだ連絡が必要な場合に個人の携帯電話など別のツールを利用しなくてはならないことなど、いくつかの課題がありました。
それらの課題を解決するために選択したのが業務用IP無線システムiMESHです。無線免許の再申請も不要になり、誰でも簡単に操作できるので、担当者が代わった際の引継ぎもスムーズになりました。IP無線だけでほかの組織とも連絡が取れる体制が構築できました。
大村市役所では動態管理システム「モバロケ」も活用しています。各端末の位置情報をリアルタイムに把握することに加え、倒木などで通行が困難な道路などをマーキングすることで、現場への指示を効率化しました。今後は現場写真をモバロケ上で共有するなど、さらに活用機会を増やしていきたいと考えています。

消防と医療の連携
動態管理システムもフル活用

現在の運用は、大村市消防団本部と15個分団それぞれの車両や幹部団員にIP無線端末を配備。消防や医療など必要に応じて通話グループを設定し、火災や自然災害が発生した際は初動連絡でIP無線を活用しています。広範囲かつ複数の組織に一斉に情報伝達ができるので初動が効率的になり、iMESHのメリットを実感しています。
ほかにも大村市医師会と大村市民病院、さらに災害時に設される災害ボランティアセンターにもIP無線端末を配備し、災害に備えています。実際の現場では消防団が使うトランシーバー、広く情報共有したい場合はIP無線と、状況に応じて最適な無線を使い分けています。IP無線機の音声は明瞭でとても聞き取りやすいのもいいですね。

REASON and RESULTS

導入の理由と効果

1

防災行政無線の免許更新に困っていた

解決

通話では4Gを利用するため無線免許の更新が不要になった

2

組織をまたいだ通話を行う際に個人の携帯電話を使っていた

解決

広範囲かつ複数の組織に一斉に情報伝達できるようになり、初動が効率的になった

3

現場の状況把握に時間がかかっていた

解決

モバロケを利用することで一目で現場の状況を把握できるようになった

RECOMMEND

オススメ機能

組織をまたいだ通話

IP無線機一つで様々な組織と情報共有を実現。 自治体の災害対策に関係する消防や医療機関と連携することで、より強固な防災ネットワークを構築できます。

動態管理システム「モバロケ」

IP無線機の位置情報や状態をひと目で把握できる位置情報管理システム。 画像や動画の送受信も可能で、音声通話だけでは伝えきれない情報をスムーズに共有することができます。

免許不要で広大な通信エリア

iMESHは無線免許なしで通話を行えるため、面倒な免許更新の手続きも不要に。 維持管理コストの削減を実現します。

DEPLOYMENT

導入システム

ハンディ型IP無線端末

IM-550

堅牢で機動性に長けているハンディ型IP無線機を導入。
IP68相当の防水・防塵性能を備えているため台風などの豪雨の際でも問題なく利用が可能。

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動態管理システム

モバロケ

隊員、団員、職員はもちろん車両の位置情報管理を可能にするモバロケ。
地図上に画像を表示させることもでき、どこで何が起こっているかを瞬時に把握。

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大村市役所

長崎県大村市玖島1丁目25番地

TEL: 0957-53-4111

https://www.city.omura.nagasaki.jp/