導入事例
5市町村合併後の新たな通信ツール
IP無線機の細かなグループ通話で
スピード感のある情報共有が可能に
浜田市役所
業種
自治体
エリア
島根県
島根県西部に位置する浜田市は日本海に面し、中国山地の丘陵地が広がる美しい中核都市。平成17年に5市町村が合併して、島根県で2番目に大きな市となった。現在の人口は約51,000人
INTERVIEW
導入インタビュー
浜田市全域で利用できる統一した通信手段の確保が必要でした。
防災安全課
佐々木真司 氏 大内田雄馬 氏
市町村合併により通信手段の統一が課題に
5つの市町村が合併し、東京23区と同じぐらいの広さとなった浜田市。「合併前は旧市町村がそれぞれ異なる周波数の移動系無線を使用していたので、浜田市全域が利用できる統一した通信手段の確保が必要でした」と、防災安全課の佐々木氏は合併後の課題を話してくれました。
「移動系無線で更新するには多額の設備投資や、災害対応にあたる職員全員の陸上特殊無線技士免許取得などの問題があり、検討の結果iMESHを本格導入することになりました」。
実は導入前にも浜田市では一部の組織でiMESHを利用していて、不具合等が少なく、サポート対応もしっかりしていたこと。さらにコスト面でも優れていたことが導入の決め手となったそうです。
グループ通話で情報をコントロール
訓練やイベントでの活用も
iMESHの一番のメリットは「無線通話の際にさまざまなグループ設定をすることで、より細やかでスムーズな情報伝達が可能になったこと」と大内田氏。
現在は市役所(本庁、4支所)と消防、消防団に導入していて、全体の指揮系統のためのグループや各組織内のグループなどを作り、運用しています。
「細かくグループを設定することで、同じ時間帯であっても異なる通話が可能となりました。また、グループ通話で情報を制御することで非常時の混乱を抑えることができるようになりました」。
例えば市役所と消防とのグループでは災害対策本部や避難所の立ち上げ等、重要な事項を共有するために活用しています。「関係部門との災害状況の共有を、スピード感を持って行うことができるようになりました」と、グループ通話のメリットを大いに感じています。
また浜田市では災害時以外でもiMESHを活用しています。「総合防災訓練をはじめとする訓練では操作の練度向上を行い、実際の災害対応に備えた準備を行っています。また、無線従事者でなくても簡単に利用できるので、市のイベントなどでも活用して災害時の利用に備えています」。
REASON and RESULTS
導入の理由と効果
1
市町村合併による通信手段の統一が必要だった▼
解決
免許の取得や更新の必要がないIP無線機を導入することで機器を統一
2
万が一の際は手厚いサポート体制が必要▼
解決
iMESHは24時間対応のコールセンターがあり、サポートも充実
3
非常時の情報共有をコントロールして混乱を防ぎたい▼
解決
細かな設定ができるグループ通話で災害時の情報を制御することに成功
RECOMMEND
オススメ機能
免許不要、広大な通信エリア
防災用IP無線システムiMESHは免許の取得や更新が必要ありません。 浜田市のように市町村合併時には通信エリアが広大になります。 iMESHは広大な通信エリアをカバーしているためこのような状況で強みを発揮します。
細かなグループ設定
導入時に細かなグループ設定を行うことで、災害時の情報をコントロールすることでスムーズな情報共有を実現します。 スムーズな情報共有はスピードの向上に直結します。
組織を超える通信ネットワーク
防災用IP無線システムiMESHは自分の組織内だけでなく、関係組織とのコミュニケーションツールにもなります。 自治体の場合、消防や避難所のとの連絡ツールとして活用することで災害対応がスムーズになります。
DEPLOYMENT
導入システム