携帯電話からiMESHのIP無線へ入れ替え業務連絡の効率化と安全を両立

中古車両数千台を管理
受話操作なしで指示が聞けるIP無線で
安全性とスピードの両立を実現

オルトサポート株式会社

業種

中古車輸送

エリア

東京都

オルトサポート株式会社は、中古車輸送事業を展開する東西海運株式会社のグループ企業で、中古車ヤードにおいて、出品車の写真撮影、移動といった構内作業を担っている。

INTERVIEW

導入インタビュー

待機や指示の手戻りも減少して、現場の段取りの精度が格段に向上し、結果的に業務全体の流れがよくなりました

携帯とLINEでの情報共有に課題
スタッフ全員に声が届くiMESH導入の決め手

オルトサポート株式会社は、中古車ヤードで、自動車競り市場に出品される車の写真撮影や移動など、運営に欠かせない業務を担当しています。週単位で数千台の車の移動・整理に、オルトサポートでは約40人のスタッフが作業にあたっています。ヤードでは４台の足車にスタッフが分乗し、構内のさまざまな拠点を移動しながら、車両の流れを止めないように作業を行っています。

「足車の移動先についてはその都度、事務所の管理スタッフが現場のスタッフに指示を出します。以前は携帯電話やLINEで連絡を取り合っていましたが、運転中は電話ができず、LINEは通知の見落としが多発し、現場での情報伝達にストレスが生じていました。個別の連絡はその人にしか情報が伝わらず、ほかのメンバーと連携が取りにくいのが課題で、スタッフ間では無線を利用するのがいいのではないかという話をしていました」と、オルトサポートの筒井氏がiMESH導入前の課題を振り返りました。

無線の導入を担当した東西海運の川田氏は「足車に乗車しているスタッフ全員に指示の声がしっかりと届くことを条件に、オルトサポート業務用IP無線システムiMESHを選びました。まずは1か月間、無料トライアルで試してみましたが、使用方法など分からないゼロからのスタートでも、スタッフがスムーズに使えたことが大きかったですね」と、導入の経緯を話してくれました。「まだ、知らない機能がたくさんありますが、それでも利用価値が十分あると評価して導入を決めました」。

オルトサポートでは業務用IP無線システムiMESHのIP無線機を6台導入し、事務所の管理スタッフから現場へ指示を出しています。「一斉通話を利用して、4台すべての足車に同時に指示を出せるようになりました。受け手側は受話操作なく、すぐに音声を確認。さらに、車内にいるほかのスタッフにも、スピーカーを通じてリアルタイムに情報が届くようになりました。

“誰がどこへ行くか”が全体で共有されるようになったので、ほかの車の動きを確認しながら自分の動きを決められるようになりました。待機や指示の手戻りも減少して、現場の段取りの精度が格段に向上し、結果的に全体の流れがよくなりました」と、筒井氏はiMESH導入のメリットを実感しています。「指示を出すスタッフも文字を打つ手間なく、注意など急を要することもすぐに伝えられるようになったので、安全性の確保にもつながっています」。

現在は主に一斉通話機能を中心に利用していますが、GPS動態管理機能やチャット送信、ステータス入力など、IP無線ならではの機能への関心も高まっています。「無線を使っていく中で、“こういう機能もあったら便利だな”という気づきが出てきました。今後、さらに現場が便利になっていくことに期待しています」と筒井氏。2025年4月からは新しく建設された千葉県野田市の木間ケ瀬ヤードにおいても、IP無線による現場運用をスタートしました。今後も現場スタッフの連携を支える通信インフラとしての活躍と、各拠点での安定運用が期待されています。