2020.12.02 コラム

業務用無線機で運送業の業務効率が上がる!そのわけとは?

普段の生活において通信販売などを利用するなかで、運送業の努力が大きくサービスの質に影響し業務用無線は、運送業の業務効率アップ狙いに注目されています。ここでは、業務用無線機で運送業の業務効率を上げることができる理由や、おすすめの無線機を紹介します。

普段の生活において通信販売などを利用するなかで、運送業の努力が大きくサービスの質に影響しているという事実があります。

昨今はとくに、送料無料で利用できるサービスが増えているので、少額な商品であっても気軽に通信販売で購入するケースが少なくありません。運送業としては、取り扱う荷物が多くなり、人手不足も深刻化しているような状況もあります。

業務用無線機を活用することで輸送効率が向上することで人手不足の問題も解決につながるかもしれません。

 

業務用無線機で運送業の業務が効率化する理由

業務用無線機で運送業の業務が効率化できる理由として、主に次のようなメリットがあります。

 

1.情報共有を容易に行える

業務用無線機があれば、安全かつ簡単に会話を行えるため、効率よく業務を遂行できます。

運送業の場合、基本的に長距離の運転が中心となります。高速道路の情報は、ラジオや文字情報などで比較的入手することができるのですが、一般道の情報は専用アプリなどを導入しないと、なかなかわかりにくいものです。

また、事故や渋滞だけでなく、ドライバーの経験による情報も重要になります。

複数のドライバーを抱える運送業の場合、ドライバー同士の情報共有も必要です。たとえば、荷物をドライバー同士でやり取りする場合もあります。無線機を使用すれば、待ち合わせ場所の設定も容易です。

 

2.通信距離が長い

業務用無線は、通信距離は10km~20km程度と比較的長い距離を対応可能です。また、IP無線機ともなれば、より広範囲での通信が可能となります。つまり、近隣のドライバー同士がお互いにコミュニケーションを図ることができるのです。

ドライバー同士だけでなく、管理事務所などからの指示という点でも役に立ちます。

 

3.荷物の積み下ろしでも使用できる

運送業では、荷物を指定の位置に届けることだけでなく、積み降ろしも大切な業務のひとつです。

小物だけを荷降ろしする場合、複数の作業員が同時に作業することがあります。運ぶ場所・量のコントロールが重要で、効率アップが求められる場面といえるでしょう。

業務用無線機を導入すれば、一度に作業員に対して指示を出すことができるため、指示命令の一本化によって効率よく業務を行えます。

 

4.勤怠管理ができる

特に長距離の運送業では、勤怠管理も重要なテーマです。

一般的な会社と違い、出勤と退勤の区分けが難しいのがドライバー業務の特徴です。業務時間に勤務していないドライバーの把握も必要になります。

昨今では、働き方改革によって労働時間の是正が急務といわれています。勤怠管理も大きな課題なのです。

 

業務用無線機を使用し、コミュニケーションを取ることで簡単な勤怠管理が可能です。IP無線機では、位置情報サービスなどによって、本格的な勤怠管理もできます。

 

業務用無線機とその他の無線機の違い

業務用無線機とは、その名のとおり業務用途で使用する無線機となります。その他の無線機は個人でも利用する目的でしか利用できず、業務用無線として利用するのは法律上で禁止されているのです。高信頼性の実現に注力されて設計されているために、基本的にシンプルな外観となっています。

また、確実な通信という観点で、耐妨害性に重点を置いた回路構成で設計されています。少々の感度低下を許容して、急峻なスカート特性のフィルタが使われるのが一般的です。

 

もし1W出力以上の業務用無線機を使用する場合は、総務省総合通信局の免許を受けるために免許申請が必要です。免許申請を行わずに業務用無線機を使用した場合、電波法違反になり法的罰則の対象となります。

 

運送業者におすすめの業務用無線機を紹介

業務用無線機であるIP無線機のなかで、運送業者におすすめしたい機種が、IM-870です。

 

IM-870は、IP無線だけでなく様々な車載デバイスとの連携の可能性がある、最新の車載専用無線機です。

IoT化が進み車両に様々なデバイスが取り付けることができるようになりましたが、ゲートウェイ機能によって車両に取り付けている通信デバイスと接続することが可能です。これによって通信費を一本化し、経費削減を可能とします。

長距離運転では、トンネル内部での運転も必要になるケースがありますが、ジャイロセンサーや加速度センサーなどを利用することで、高精度で位置を予測し算出できるデッドレコニング機能もあります。これによって、トンネルなどでも運行状況が停止することなく瞬時に把握することができるのです。

 

車載専用モデルであり、本体は専用ステーで自動車の運転席に取り付けることが可能で、自動車の電源 DC12VやDC24Vに対応しています。機能的なデザインのマイクが印象的ですが、スピーカー出力やイコライザーを内蔵しており、音質の調整も容易です。

 

また、動態管理システムであるモバロケが利用でき、インターネット環境があればどんなシーンでも車両や人など、移動体の位置情報が管理できます。

車両の現在地や動態を的確に把握することで、業務効率の向上も期待できます。使いやすいシンプルな設計も評価できるでしょう。

 

【IM-870】

業務用無線機で運送業の負担を軽減しよう

働く側にとって、運送業は「辛い業務」と認識されがちです。今回紹介した業務用無線機を導入すれば、働きやすい環境を整えることができます。

業務の効率化や負担軽減を目指すなら、ぜひ自社にマッチした無線機の導入を検討してみてはいかがでしょうか。