2021.08.20 コラム
シャトルバスの運行管理にIP無線を活用すべき3つの理由とは?
シャトルバスはイベント会場や空港、ホテルなど、特定の場所に人を効率的に運ぶためのバスです。
シャトルバスの運行管理をするなら、広域で安定した通信ツールであるIP無線がおすすめです。
GPSを利用した位置情報を確認できるほか、シャトルバスの運行状況をリアルタイムで把握できます。
今回は、シャトルバスの運行管理にIP無線を活用すべき3つの理由や、IP無線の選び方、おすすめのIP無線などを紹介します。
シャトルバスの運行管理に無線機を活用すべき3つの理由
シャトルバスの運行管理には、IP無線がおすすめです。
IP無線を活用すべき理由としては、次の3つが挙げられます。
1.シャトルバスの運行状況を効果的に管理できる
イベント専用のシャトルバスは、イベント終了時刻が遅れた場合、運行時間をずらして調整するといった柔軟な対応が求められます。
IP無線では、GPSによる位置情報の確認など、シャトルバスの運行状態をリアルタイムで把握することが可能です。
連携したパソコンやスマートフォンからシャトルバスがどこを走っているかひと目でわかるため、渋滞などによるシャトルバスの遅延を把握し、運行スケジュールの調整をするなど迅速な対応ができます。
2.広域通信によって無線が切れる心配がない
IP無線は携帯電話の回線を利用しているため、通信範囲が広く、安定しています。
従来の無線では回線が不安定で音声が聞き取れない、そもそもつながらないといった場所でも、電波が途切れることなく、安定した通話ができるところが特徴です。
3.位置情報が管理でき利用者からの問い合わせにも迅速に対応できる
IP無線の位置情報は、シャトルバスの位置だけでなく走行速度をリアルタイムで把握できるものが多く、利用者からの「バスはいつ頃到着するのか」といった質問にも、素早く回答できます。
また、車内モニターに「ただいま〇〇付近、〇〇まであと◯分」などと表示することで、バスの乗客にも運行状況を案内できます。
シャトルバスの運行管理に使用する無線機の選び方
シャトルバスの運行管理に利用するIP無線はどのように選べばよいのでしょうか。
IP無線選びで押さえておきたい3つのポイントは次のとおりです。
1.バスの走行速度や動態履歴が確認できるものを選ぶ
シャトルバスに導入するIP無線は、バスの位置情報が確認できるだけでなく、バスの走行速度を確認できるもの、動態履歴が取得できるものを選びましょう。
正確な運行状況を把握できるだけでなく、運転手の勤務態度や運転マナーの向上にもつながります。
2.車内に設置できるIP無線機を選ぶ
IP無線にはハンディ型をはじめ、さまざまな種類があります。
シャトルバスの運行管理には車内に設置できるIP無線機を使用しましょう。
車載型は、運転中に安全性を確保しながら通話ができる車内専用のIP無線です。
また、ハンディ型や専用アプリをインストールしたスマートフォンと連携可能で、通話ができるタイプの機種を選ぶことで、円滑な伝達・情報共有が実現します。
ハンディ型のIP無線機でも、車内での利用を想定したクレイドルのようなものがある製品もあります。無線機を車外でも使う予定のある場合はこちらも検討してみましょう。
シャトルバスの運行管理におすすめのIP無線は?
シャトルバスの運行管理のためにIP無線を導入するなら、業務用IP無線システムがおすすめです。
ハンディ型IP無線機 IM-550
IM-550はハンディ型のIP無線機ですが、オプション品として車載用クレイドルがあります。この車載用クレイドルと組み合わせて使うことで、ハンディ型のIP無線機を取り付けることができます。
もちろん取り外しも可能なので、車外でIP無線機を使うこともでき様々な状況に対応できます。
車載型IP無線機 IM-870
IM-870はバスやタクシー、トラックなど様々な車両での導入実績がある車載専用モデルのIP無線機です。
IM-870は完全に車両に固定するタイプのIP無線機で、車内での利用に特化しています。
動態管理システム「モバロケ」では、高精度な位置情報をリアルタイムで地図上に表示できます。
パソコンやタブレット、スマートフォンで共有することで、効率的な動態管理が可能です。
シャトルバスの運行管理に便利なiMESH for LINE
会社の従業員・社員用シャトルバスや、自動車学校などスクール関係のシャトルバス運行におすすめのシステムがあります。
iMESH for LINEは、業務用IP無線システムiMESHのオプション機能です。
IP無線の動態管理情報をLINEで共有し、より手軽にシャトルバスのリアルタイム管理をすることが可能になります。
また、iMESH for LINEをインストール&登録した利用者であれば、自分のスマホからバスの位置情報を確認できるようになります。
利用者は外でバスを待つストレスから開放され、顧客満足度につながります。
また、運営側はシャトルバスの運行状況に関する問い合わせに費やしていた時間を削減でき、業務の効率化に繋がります。
シャトルバスの運行管理は多彩な機能を搭載した無線機がおすすめ
シャトルバスの運行管理にはIP無線がおすすめです。
GPSによる位置情報やスマホアプリとの連携による動態管理情報の共有など、多彩な機能で業務を効率化してくれます。
また、送迎ルートの動態履歴を取得したり、バスの走行速度を把握したりすることもできるため、運転手の運転マナー向上につながり、ひいては顧客満足度の向上にも貢献します。