導入事例
自営無線の課題をクリア
災対本部、避難所、警察、消防と
スピード感ある情報共有を実現
東京都北区役所
業種
自治体
エリア
東京都
荒川や石神井川など4つの河川に恵まれ、飛鳥山の桜や石神井川の紅葉等、四季の変化を楽しめる北区。近年は増加する大規模水害に備えて対策を進めている。現在の人口は約350,000人。
INTERVIEW
導入インタビュー
より正確に現地の様子を把握することができて、情報共有のスピードも向上しました
増渕陽介様
主要施設にIP無線機を配備し、自営無線の課題を解決
北区では災害時の通信手段として、自営無線を利用していました。
しかし、「同時通話やグループ通話ができる台数が限られていたため、400台の無線機を整備しながらも、実際に使える台数が少ないことが課題でした」と、防災・危機管理課の増渕氏は自営無線の問題点を話してくれました。
ほかにも自営無線は不感地帯が多く、基地局からの距離や標高によっては通信が行えない状況になること、端末が大きく、持ち運びしづらいことも課題となっていました。
そういった自営無線の課題を解決する新たな通信ツールとして採用したのが、業務用IP無線システムiMESHです。
導入後は災害時に連携が必要な主要施設である災害本部、避難所、警察、消防などへiMESH端末約350台を配備。さらに危機管理課で50台ほどの予備の端末を確保し、イレギュラーな状況にもすぐに無線機を配備できるよう準備をしています。
「iMESHでは今ある無線機すべてで一斉通話をすることが可能になりました。さらにグループ通話の編成には特に注意を払っていて、避難所と関係各所など通話頻度が高い組合せを熟考してグループ分けを行っています」と増渕氏。
災害時の対応はもちろん、それ以外の平時でも活躍
無線通話以外にもiMESHのさまざまな機能を活用。
「現場にいる職員からは音声だけでなく、テキストを使ったメッセージ機能や、地図上で画像、動画を共有できる画像プロット機能での状況報告が実現しました。より正確に現地の様子を把握することができて、情報共有のスピードも向上しました」。
北区では直近の豪雨の際も、iMESHを初めて使うスタッフもいる中でスムーズに情報共有ができたとのこと。
毎月の通信訓練をはじめ、平時にも職員が外出先で通話したり、業務の作業報告に画像プロット機能を利用したりと、積極的に活用しています。増渕氏は「iMESHは業務でも活用しやすいので、同時に職員の操作技能の習熟を見込むことができます」と、業務利用でのメリットを大いに感じています。
REASON and RESULTS
導入の理由と効果
1
自営無線では同時通話できる台数に制限があり、配備している無線機を使いこなせていなかった▼
解決
全ての無線機で一斉通話が可能に
2
無線機の通信が行えない不感地帯が存在していた▼
解決
広大な通信エリアで通話が可能になり、不感地帯を解消
3
端末自体が大きく、持ち運びに苦労していた▼
解決
小型のハンディ端末になり、携帯性が向上
RECOMMEND
オススメ機能
広大な通信エリア
標高の高低差が激しいエリアにも対応する広大な通信エリアで、安定した通話を実現。 免許の取得やアンテナの設置も不要で、担当者の異動があった場合でもスムーズに管理業務を引き継ぐことができます。
細かなグループ分け
台数が増えれば増えるほど重要になるグループ分け。iMESHは細かなグループ分け可能で、最適なグルーピングを行うことで情報を整理することができます。 導入時には災害時におけるグループ分けの設定支援も行います。
画像・動画の送受信
全ての状況で音声による通話が最適な情報共有手段であるとは限りません。 画像や動画など視覚的な情報を組み合わせることで、効率よく正確な状況を共有することができます。
DEPLOYMENT
導入システム