2020.12.07 動態管理

IP無線機は動態管理に活用できる!おすすめのシステムを紹介

IP無線機は、従来の無線機にはない機能が使用できることで知られています。IP無線機はパケット通信を利用することで、インターネット接続やGPS機能が利用できるためです。

なかには動態管理機能が付いたIP無線機があります。各社が特徴のある動態管理システムを導入していますが、なぜここまでに動態管理機能が必要とされているのでしょうか?

ここでは、IP無線機に動態管理機能が付属している主な理由や、おすすめの動態管理システムであるモバロケについて紹介します。

 

無線機が運送業の動態管理におすすめな理由

IP無線機に動態管理システムが導入されているのは、運送業や運転代行業で高いニーズがあるからです。

これらの業種が動態管理システムを必要としている理由として、以下が挙げられます。

 

1.正確な動態管理が難しい

運送業は従業員の就労パターンがとても複雑であるという問題を抱えています。

たとえば長距離トラックを運転する場合、輸送時間が24時間を超えることも多々あり、物品運搬や荷役作業などの移動時間も労働時間に該当します。夜間、日付をまたいで勤務することもあり、勤務状況を確認するシステム構築が困難なのです。

 

また、直行直帰が多いために、正確な勤務時間を把握しにくいという事情もあります。オンとオフを切り替えにくい業種であるため、従業員本人や管理者が管理しきれない時間が存在することで、意図せず長時間労働になることが少なくありません。

 

逆に、早朝や夜勤の時間帯は従業員の出勤や退社時に管理者が現場にいないことが多く、残業代を多めにもらおうとする従業員による虚偽申告も問題となることもあります。

IP無線機を導入すれば、外出先でも容易に動態管理が可能となるのです。

 

2.労働者側が負う動態管理への負担が大きい

不規則な勤務パターンとなることも多い運送業などの労働者は、直行・直帰の連続や日をまたいだ勤務により、従業員の心理的負担が増大します。

 

稼働時間の合間をぬって、まとめて勤労報告をする従業員も多い傾向にあります。従業員が覚えている範囲での勤務報告となり、不正確な管理しかできません。

 

上記のように人の手を使って動態管理を行うのはとても労力がかかり、精度にも問題があることがわかります。そんな時にIP無線機の導入によって、労働者への動態管理への負担軽減が期待できます。

 

iMESHで利用できる動態管理システム「モバロケ」を紹介

IP無線機のなかでも、高性能な機種が多く存在しているiMESHは魅力的な存在です。

iMESHでは、オリジナルの動態管理システムであるモバロケも利用可能です。

モバロケの特徴としては、以下のような点があります。

 

1.全国どこにいても動態管理ができる

モバロケは、iMESHにおいて利用できるクラウドサービスによる動態管理システムとなります。端末の位置情報や履歴を管理可能で、より効率的かつ効果的な業務の運用が可能です。

iMESH自体に通信機能があるために、別途インターネット回線を確保する必要もありません。複雑な専用ソフトが必要ないクラウドサービスです。

操作性もとてもシンプルで、一度操作すればすぐに習得できるという点で、労働者への負担も軽減できます。

 

2.インターネット環境があれば手軽に導入できる

動態管理は、報告する側だけでなく管理者側にとっても使いやすいシステムでなければなりません。

その点、モバロケはインターネット環境さえあれば、パソコンやスマートフォン、タブレットなどのデバイスを使い、動態管理を手軽に実現できます。

専用ソフトのインストールや地図の更新は不要で、複数デバイスでの管理が容易な点も評価できます。

 

3.業界屈指の高精度な動態表示ができる

各端末の高精度な位置情報をリアルタイムに地図上に表示できるために、リアルタイムでの勤務状況の把握が容易です。特定の端末を追跡するための便利な機能もあり、動態管理の画面を確認しながら車両や人物の道案内なども行えます。

 

4.チャットやメッセージ機能がある

動態管理という観点だけでなく、さまざまなコミュニケーションツールも実装されています。1対1のダイレクトメッセージやグループメッセージなど、さまざまな形のチャットが可能であり、またメッセージによる指示なども容易です。

 

動態管理システム「モバロケ」の活用シーン

モバロケは、運送業や運転代行業の動態管理に広く活用可能です。とくに、長距離ドライバーなどの長時間労働時や、深夜や早朝の勤務において、外出先でも容易に労働時間を把握可能です。

また、動態管理機能だけでなく、高精細な位置表示も活用されることが多いです。荷物の受け渡しや配車も容易に行えます。

動態履歴でドライバーの運転マナー向上につなげたり、運転日報機能によってドライバーの実態把握をしたりと、広く活用されています。

 

 

【まとめ】動態管理機能を活用して業務の効率化につなげよう

動態管理機能が付いたIP無線機であれば、特定の端末を追跡可能なため、車両や人員の管理が可能になります。また、端末の移動経路データを蓄積できるため、履歴に基づいて走行、配送ルートの見直しにも効果的です。

 

このように動態管理機能付きのIP無線機を活用して業務の効率化につなげましょう。