
IIJ公共安全モバイルサービス
- 災害発生時に円滑な通信を実現
- 公共機関専用
- IM-560専用サービス
IIJ公共安全モバイルサービスの概要
IIJ公共安全モバイルサービスは、総務省が構築し推進する「公共安全モバイルシステム(旧:公共安全LTE〈PS-LTE〉」に対応した、公共機関専用のモバイルサービスです。
株式会社インターネットイニシアティブ(以下、「IIJ」)が提供する専用設備で、災害時優先電話にも対応。一般ユーザーによる設備混雑の影響を抑えて利用できることに加え、マルチキャリア対応による冗長性を備え、災害発生時の公共機関における確実かつ円滑な通信を実現します。

公共安全モバイルシステムとは?
公共安全モバイルシステム(旧:PS-LTE)は、
総務省が推進する携帯電話技術を活用した公共機関向けの通信システムです。
平時は携帯電話として利用しつつ、災害発生時等には関係機関相互の確実な通信や情報共有を確保し、
円滑な災害対応を実現するものです。
利用対象機関
公共機関など総務大臣が指定する機関。詳細は下記をご参照ください。
総務省公式サイトへサービスの特徴
専用設備で安定した通信を実現 高い通信品質
公共機関向けの専用設備で運用するため、高い通信品質を確保できます。
キャリア網は一般ユーザ同様に影響は受けますが、専用設備を設けることで一般ユーザーによるトラフィック増加や通信制限の影響を受けにくい安定した通信を実現します。

通信障害時も冗長性を確保 マルチキャリア対応
マルチキャリア対応で、NTTドコモ対応回線及びKDDI対応回線の2回線を提供。
輻輳や通信障害で圏外となった場合も、もう一方のキャリア回線に切り替えることで通信が可能です。

災害時に通信制限を受けずに発信 災害時優先電話
災害などで通信設備が混み合う場合、通常の電話は発信規制などにより接続が制限される場合があります。
災害時優先電話は、その制限を受けずに発信や接続を行うことが可能です。

業務用携帯電話と無線機を一本化 ハンディ型IP無線機 IM-560
普段の業務用携帯電話としても、無線機としても使用できるので、複数の端末を所持・契約する必要がありません。
スマートフォンのようにさまざまなアプリも利用可能です。
IM-560の詳細はこちら

IIJ公共安全モバイルサービスとiMESHの比較

よくあるご質問
IIJ公共安全モバイルサービスについてご不明な点がございますか?
サポートチームへお問い合わせいただく前に、よくあるご質問と回答をご確認ください。
災害時優先電話は、データ通信も優先接続されますか?
災害時優先電話は音声電話の優先接続を提供する機能であり、データ通信については適用されません。
IIJ公共安全モバイルサービスは誰でも契約ができますか?
総務省が指定する機関(警察や消防、行政などの公共機関)のみとなります。詳細はお問合せください。
IIJ公共安全モバイルサービスで提供されるSIMは、異なる端末で利用しても問題ないでしょうか?
同一の端末で2回線をご利用いただく必要があります。
IIJ公共安全モバイルサービスの月額プランのデータ通信容量は、2回線の合計使用容量ですか?
はい。選択をいただいた通信容量を2枚のSIMで利用(シェア)することになります。また、契約いただいた全端末で設定した通信容量をシェアする「組織シェアプラン」もございます。
IIJ公共安全モバイルサービスの契約回線数に制限はありますか?
特にありませんが、災害時優先電話の契約回線数には制限があります。詳細はお問合せください。
災害時優先電話は別に料金がかかりますか?
災害時優先電話の割り当てに料金はかかりませんが、音声通話になるため別途通話料が発生します。 【国内通話】10円/30秒(税抜き)※音声定額オプションの場合は無料 【国外通話】発信先により異なる
IIJ公共安全モバイルサービスで提供されるNTTドコモ、KDDIの回線それぞれに災害時優先電話をつけることはできますか?
どちらか一方の回線にのみ災害時優先電話を付与できます。どちらの回線に付与するかは選択できません。
障害発生時などの回線の切り替えはどのように行いますか?
回線の状態を監視し、通信断を検知した際に自動で切り替えを行います。また、MENUボタンから手動で切り替えることも可能です。
発信者が「IIJ公共安全モバイルサービス」を契約、受信側が「一般回線」の場合はどのような取扱いになりますか?
データ通信に関し、発信側の通話がキャリア網(IIJ設備)を通りインターネットに出るまでは専用設備での通信となります。また、反対に発信側が「一般回線」、受信側が「IIJ公共安全モバイルサービス」の場合は、受信側の通信がインターネットからキャリア網(IIJ設備)を通るまでは専用設備での通信となります(音声電話については一般電話と同様です)。
発信者が「一般回線」、受信側が「災害時優先電話」を契約している場合の音声電話はどのような取扱いになりますか?
優先扱いにならず通常電話と同じ扱いになります。災害時優先電話は音声電話の「発信」についてのみ優先となります。
利用中の電話番号をそのまま利用すること(携帯電話番号ポータビリティ・MNP)は可能ですか?
可能です。なお、手続きには、ご自身にて現在契約中(移転元)の通信事業者にて「MNP予約番号」を取得のうえ弊社に共有していただき、手続きを進めてまいりますが、予約番号の取得から手続き完了までを「15日間」で完了する必要があります。
また、災害時優先電話のMNPは、一般回線でMNPを行ったうえで災害時優先電話を再付与するため、6週間程度の期間が必要です。
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